屋根塗装において必要な乾燥時間の決め方についてご紹介します!

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屋根塗装は外壁塗装よりも規模は小さいものの雨風や紫外線によるダメージを最も受けやすい部分であり、一般の人が屋根に上って劣化状況を確認することは難しいため、年数が経過したり異変を感じたら塗装会社に依頼することをおすすめします。

□屋根塗装における乾燥時間の決め方について

乾燥時間は製品によって異なりますが、施工した日の温度や天候によっても大きく変化します。
5度から10度では8時間以上、30度以上では2時間以上が目安になるなど、基本的に寒いと乾燥時間は長く、暑いと乾燥時間は短いため、夏のように気温が高い時期であれば数時間、冬のように気温が低い時期であれば1日程度かかるなど差が激しいため、外壁塗装は春から秋が向いていると言われています。

そして塗料には水性・油性の2種類があり、さらに塗料によっては「塗装後は3時間以上乾燥させ、7日以内に次の重ね塗りをしてください」と塗料の説明文に記載されていることがありますが、これは乾燥させ過ぎることが悪いという訳ではなく、密度が高い塗料の場合に記載以上の乾燥時間が経つと埃や塵が付着して塗装に適さなくなることを示しています。
ただし注意点として、これらの乾燥時間はあくまで目安時間であり塗装をする環境次第では変わることを認識しておくといいでしょう。

□乾燥時間を確保することが大切な理由について

乾くのを待つ時間がもったいない、早く作業を終わらせてほしいと焦る気持ちがあるかもしれませんが、塗装の乾燥時間をしっかりと確保しないと施工の質が落ちたり後々トラブルに陥ることになります。
屋根塗装は下塗りと上塗りの2つの工程に分かれることが多く、中塗りも必要な塗料によっては3工程に分かれますが、乾燥しないまま塗装を重ねてしまうと塗料が混ざりあい仕上がりが汚くなってしまいます。

降雨や現場で問題の発生を理由として塗装の乾燥時間を短くする塗装会社もまれに存在しますが、それは施工不良につながり、耐用年数に関係なくわずか数年で塗り替えなければいけない事態に陥るため注意が必要です。
乾燥時間の短縮は、色褪せやツヤがなくなる、水の流れが悪くなる、塗り替えてから間もないのに外部機が汚れやすくなった、塗膜にひびが入り剥がれ始めた、などの最悪の事態につながります。

□まとめ

屋根塗装の工程は2つ以上の工程に分かれているため1日で終わるものではなく、地域や時期、塗料によって乾燥時間が異なります。
塗装の乾燥時間を短縮すると劣化の早まりや仕上がりの悪化につながることを把握しておきましょう。