2023/10/27
外壁を塗装する時に業者に吹き付け塗装の提案を受けた。
また、吹き付けや手塗りのどちらを選択すれば良いか分からない。
どんな基準で選べば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、吹き付け塗装の特徴と、メリットとデメリットに関する情報をお伝えします。
□吹き付け塗装の特徴とは？
吹き付け塗装とは、塗料をスプレーガンを用いて微細な霧状にし、それを壁面に均一に塗布する技術です。
この手法は通常、モルタルで仕上げられた外壁に、美しいデザインや装飾を施す際に利用されます。
例えば、「リシン吹き付け」「スタッコ仕上げ」「吹付けタイル仕上げ」などの特定の仕上げ技法に適用されています。
＊吹き付け塗装に用いられるスプレーガン
・エアスプレー
エアスプレーとは、高圧の圧縮空気を利用して塗料を微細なミスト状にして噴射するスプレーガンの技術です。
・エアレススプレー
エアレススプレーとは、空気ではなく塗料自体に圧力をかけて、それを噴射口から飛ばすメカニズムを用いたスプレーガンのことです。
□外壁塗装で吹き付け塗装を選択するメリットとデメリットとは？
＊吹き付け塗装のメリット
刷毛やローラーを用いた塗装ではなく、吹き付け塗装を選択することでどんなメリットがあるのでしょうか。
1.多彩な仕上がりを実現
凹凸のある立体感など、さまざまな表情を塗装面に与えることが可能です。
均一な塗膜でありながら、美しい仕上がりが得られるでしょう。
2.補修の際の自然な仕上がり
吹き付け塗装を施した箇所の補修後が、他の部分と区別しにくい特長があります。
このため、仕上がりの質感や均一性を長期間維持できます。
3.効率的な施工
広範囲の塗装を迅速に行うことが可能なため、効率的な作業が実現できます。
大面積の塗装でも短時間で完了させられるというメリットがあります。
＊吹き付け塗装のデメリット
メリットがある一方でデメリットはどうでしょうか。
1.塗料の使用量が増加
スプレーガンから放たれる塗料は散発的に広がり、余分な塗料の使用が増えることがあります。
2.養生に手間がかかる
塗料の拡散を抑えるため、養生作業に十分な時間と手間が必要です。
表面の保護を確保するのに、しっかりと養生する必要があるからです。
3.熟練した技術が必要
吹き付け塗装は熟練した技術と正確な手配が要求されます。
しかしながら最近では、未経験者の技術者が増えている傾向が見られます。
□まとめ
吹き付け塗装はスプレーガンによって塗料を霧状で吹き付けることで、均一な塗装ができるという特徴があります。
そんな吹き付け塗装ならではのメリットとデメリットを押さえた上で、塗装方法を選択すると良いでしょう。