2023/10/07
外壁塗装したいけれど、横の家とのスペースが狭いので作業できるのか心配。
外壁塗装は高所で行う作業も伴うので足場の設置が必要です。
そのため、足場のスペースとしてある程度の距離を必要とします。
そこで今回は足場に必要な距離と近隣スペースが狭小である場合の対応策に関する情報をお伝えします。
□一般的な足場に必要な距離は70センチメートル？
外壁塗装においては高所で作業が行われます。
そのため、作業安全と効率を確保するために足場が必要です。
足場の幅が狭ければ、足元の安定が損なわれ、作業に支障が生じる可能性が高まります。
そのため、しっかりと安定した足場の確保は非常に重要です。
外装塗装などの外装工事において必要な足場は、踏板と支柱で構成されています。
通常、踏板の幅は約40センチメートルで、支柱はそれぞれ約10センチメートルです。
単純な計算で、足場の設置に必要な幅は60センチメートルですが、実際には足場を組み立てるためにスペースも必要です。
足場を組み立てるためのスペースを考慮すると、足場の設置のために70センチメートル以上の幅があることが理想的です。
□70センチメートル未満の狭小である場合は？
先述したように外壁塗装するために70センチメートルは必要と解説しました。
それでは、70センチメートル未満の場合は外壁塗装ができないのでしょうか。
結論から言いますと、70センチメートル未満での対応策はございます。
＊踏み板を水平に取り付ける
「狭小地用足場」は、支柱間の内側に水平に踏み板を取り付け、支柱をまたぐ形で作業を行う足場の一種です。
この場合、距離が30センチメートル未満であっても、理論的には足場の仮設が可能です。
しかし、職人の安全確保と高品質な塗装工事を行うために、建物と敷地の間に約50センチメートルの隙間がある場合、踏み板の幅を通常の40センチメートル以下に調整することで工事を可能とします。
＊お隣の敷地をお借りする
外壁塗装を含むメンテナンスにおいて、隣地の使用に関する規定が民法に存在しています。
お隣の建物に対して許可を申請し、承諾を得る手続きを行うことで狭小でも対応します。
□まとめ
外壁塗装は高所で作業するので、足場の設置が必要です。
このときに近隣とのスペースは、70センチメートルあれば問題なく行えます。
しかし、70センチメートルでも対応策はございますので、依頼する会社に事前に確認するようにしましょう。