耐火塗料を使用するデメリットを解説します!

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耐火塗料とは建物を火災から守る為の塗料のことです。
これを聞くと、火災を防ぐために耐火塗料を塗ったほうがいいのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。
確かに塗らないよりは、塗ることで火災による被害を抑えることはできます。
しかし実は耐火塗料を塗るデメリットも多数存在します。
そこで今回は耐火塗料を塗るメリットとデメリットについて解説します。

□耐火塗料の種類

耐火塗料は、発泡形防火塗料と非発泡形防火塗料の2種類が存在します。

発泡形防火塗料は火災時に炭化して膨らみ、スポンジ状の炭素膜を作り、不燃性のガスを発生させて火災が広がるのを防ぐ塗料です。

一方で、非発泡形防火塗料は難燃性塗料と不燃性塗料の2種類に分けられ、これらは素材によってどちらを塗布するか選択します。

難燃性塗料とは自己消化機能を持った塗料のことです。
これに対して不燃性塗料は完全不燃性です。
不燃性塗料の長所は、燃えた時に分解するガスが少ないこと、耐熱性に優れていること、表面硬度が高いことなどが挙げられます。
短所は下地との密着性が低く、耐水性に劣ることなどが挙げられます。
また、取り扱いが複雑で難しいため工事の業者選びは重要になってきます。
当社では工事の際は国が認めた国家技能士が必ず現場に在中して作業を行うので安心してご依頼ください。

□耐火塗料を使用するメリットとデメリット

*耐火塗料を使用するメリット

火災が発生したときに火の延焼を防げる点です。
建物は大抵、火災の際に燃えやすい可燃物でできています。
したがって耐火塗料を可燃物である建物に塗ることで準不燃材料や難燃材料にして燃えにくくします。

*耐火塗料を使用するデメリット

1つ目のデメリットは火災以外に効果を発揮しないということです。
耐火塗料を塗るにはその分の料金も当然かかります。
もちろんなるべく火災は起きてほしくないですが、火災が発生しないと耐火塗料を塗った効果が発揮されません。
したがって耐火塗料を塗布する場合は火災を防ぐための初期投資と考えると良いかもしれません。

2つ目のデメリットは耐水性に劣ることです。
耐火塗料を塗ることで火災には強くなりますが一方で水には弱くなります。
また、アルカリ性の成分を含む素材に触れた場合、変色してしまう恐れがあります。

3つ目のデメリットは、耐候性が低く、2~3年ほどで白亜化が起こりやすくなることです。

□まとめ

耐火塗料を使用するメリットとして、火災の際に火が燃え広がるのを防ぐことが挙げられます。
一方で、デメリットとして、耐水性に劣ることや塗って月日が経つと白亜化が起こりやすいことなどがあります。
当社は道知事に許可を得ている塗装店であり、塗装のプロのスタッフが在籍しています。
そのためお客様が満足する仕上がりを実現できます。
耐火塗料を塗るかお悩みの方はぜひ当社にご相談ください。